秘密の大阪弁


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大阪弁を「面白い」「カワイイ」と良く思う人もいれば、
「キツイ」「怖い」と悪く思う人もいます。

大阪弁は感情をそのまま表現したような言葉です。
大阪人は「カッコをつける」や「おせじ」が嫌いです。

好きなものは「好きや!」、嫌いなものは「嫌いや!」
とストレートに相手に伝えるのを良しとします。
言葉は、本音で伝えらんと意味がないものと考えているからです。

そんな感情をストレートに表した大阪弁をいくつかご紹介します。
以前の記事『面白い大阪弁(関西弁)まとめ|五十音順』『面白大阪弁!看板にも笑いを!』も合わせてご覧ください。



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けど

標準語では「だけど」でしょうか?
「だけど」は何かの否定に使われる言葉だと思いますが、
大阪弁ではこれが気持ちを伝える役割を担います。
例えば告白シーン
大阪人は「お前の事が好きやねん!」とストレートに伝える事をせずに、
「お前の事が好きやねんけど・・・」と「けど」を付け加えて伝えます。

これは決して、「好きなのだけど、好きではない」という事を伝えているのではなく、
「私はあなたの事が好きです。あなたはどうですか?」と相手の気持ちを聞いているのです。

実は大阪人はシャイな人が多く、ストレートに伝えるのを嫌います。
それがよく表れた言葉です。

ぶさいく

「お前はブサイクなやっちゃな」と言われると
「お前は顔が悪い」と受け止めてしまいますが、この言葉には2種類の使い方があります。

1⃣「お前は顔が悪い」と伝えている場合
大阪人は、本当に顔が悪くて悩んでいる人には言いません。
ブサイクな芸人がブサイクをネタにしているように、
ネタにできる人に対して伝えます。
「おっ、今日もブサイクやな~」は挨拶言葉なのです。
2⃣「お前は気持ちが優しいやつだ」と伝えている場合
これは最高の褒め言葉です。
大阪人はカッコ悪い事を好みます。
例えば、仕事で同僚の手伝いばかりしていて、
自分の仕事ができずに遅れてしまった場合に、
「おまえ、ブサイクやな~」と使います。
行動がブサイク(カッコ悪い)という事です。
でも、大阪人はそういう要領の悪い人を好みます。
それが人情の町大阪だからです。

とりあえず

大阪人は恋愛に「とりあえず言葉」をよく使います
「とりあえず、一緒に住もうか?」
「とりあえず、籍入れとこか?」
「とりあえず、お前が好きやねん」
と使います。
他県民が使うと「何がとりあえずだ!」と怒るかと思いますが、
大阪人はグッときます。
大阪人はストレートに「好き」とか「結婚しよう」と言うのが恥ずかしくてできません。

だから「とりあえず」と前置きして、スッと本題に入るのです。
言われた大阪人も「とりあえず」の裏に隠されている気持ちを汲み取っているんですね。

たまに、「何がとりあえずやねん!」とツッコまれて、あたふたしている大阪人がいますが^^

オチないで

大阪人の会話にオチは必須です。
それは話す時間が長くなるにつれて、ハードルも上がります。
「この間OOOがあって・・・・」と話が始まり、そのまま終ろうとすると
「えっ、それでなんなん?」と聞かれます。
「終わり」と言ってしまった日には
「オチないんかい!」とツッコまれるでしょう。

でも、大阪人もいつもオチのある話をするわけではありません。
そんな時は「オチないで」と先に伝える事で、相手の期待感を下げておくのです。

大阪人の気配り精神が生んだ言葉です

ちゃっちゃとしぃや

「ちゃっちゃ」には「早く」とか「スマートに」という意味が込められいます。
よく、大阪のお母さんが子供に対して使います。
「ちゃっちゃと食べて、遅れんように学校いきや」とか
「ちゃっちゃとお風呂入って、はよ寝いや」
と使います。
大阪人のせっかちな気質が表れている言葉です。

あかんたれ

あかんたれとは「気の弱いやつ」「情けない奴」という意味です。
大阪人がこの言葉を使うのは、ダメ人間というレッテルを貼った時です。

直接本人に言う時は、まだ愛情がある表れですが、本人に言わずに
他の人の前だけで言われている場合は、結構シリアスな状況になっていると思ってください。

せぇだい

「せぇだい」とは「懸命に努力して」という意味です。
運動会の時に「行ってきます」というと、
お婆ちゃん「せぇだい頑張ってきぃや」と言ってくれたものです。

大阪人は「努力して頑張れ」とストレートに励ましたりしません。
本人が一生懸命努力している事は分かっているからこそ、
その努力を無駄にしないようにして欲しいという意味も込めて
「せぇだい」と使っているのです。

温かみのある、とても好きな言葉です。

てったおか?

「手伝おうか?」という意味です。
大阪人は感謝されることを恥ずかしく思います。
だから、軽い感じで手伝う気持ちを伝えたい。

「手伝う」を「てったう」と拍子抜けさせる事で、その気持ちを表すのです。
ただ、決して軽い気持ちではなく、真剣に手伝います^^。

そして手伝いが終わると、「別に頑張ってないよ」と言わんばかりに
軽く「ほな」といって去っていくのです。

なんてカッコいい!

鬼や、この人

大阪人は「鬼」が好きです。
お客さんに値切られて、お店の人が
「わぁそれはないわお客さん。鬼や、この人」
と言うと、それはそのお客さんに対する最高の褒め言葉なのです。

鬼=プロというイメージのある大阪人は、値切る=値切りのプロという立ち位置になるのです^^

あほ

他県民で「あほ」を使うのは簡単だと思っている人は、素人です。
これほど、奥が深く大阪人の感情をストレートに表す言葉はありません。
怒る時にも使うし、褒める時にも使います。
慰める時にも使うし、ツッコむときにも使います。

ニュアンスでまったく感情の伝え方が違うので、
他県民からすると「今のアホはどういう意味なんだろう」と疑問に思ってしまいます。
大阪人が他県民に「アホ」と言う時は、ぶっちゃけ気を使います^^。

「あほ」には様々な使い方があります。

「あんた、あほか?」=見下した時に使います
「あほ言うたらあかんわ」=無茶な事を正す時に使います。
「あほ(笑)」=面白いと褒めるときに使います。
「あほやな~」=しょうがないな~と同じです。
「あほちゃうか」=ツッコむときに使います
「あほ!」=愛情がある時の怒りかたです。

このように、アホでもその前後の言葉や、ニュアンスから
どのアホなのかを察する必要があります。
それが、他県民には難しいのです。

だから、相当大阪弁に慣れた人しかアホは使わないし、
その人との信頼関係がなければ使いません。
初対面では絶対に使わない言葉です。

「アホ」を日常的に使えるようになっている人は
大阪弁をマスターしたと言っても良いでしょう。

もう死ぬ

大阪人の男はよく死にます。
威勢が良いのですが、ちょっとダメになるとすぐ弱音を吐いて「おかあちゃん=奥さん」に助けを求めるのです。

「あかん、もう死ぬ」
「死ぬほどしんどい」
「そんな事したら、死んでまう」

本当に死ぬと思っているのでなく、あくまで弱音を吐いているだけです。
大げさな大阪の男性でした。

偉いさん

偉いと聞くと、良いイメージがありますが、
大阪人の「偉いさん」は、嫌われている様子を表しています。

大阪人が本当に偉いと思っている場合は、
「偉いやっちゃ」とか「立派な人やな」と言ったり、
その人の名前をあげて「松下さん(松下幸之助)」と言います。

大阪は昔から商人の町ですから、権力に対して反抗心があります。

「偉い」に「さん」を付ける事で、よそよそしさを表していて、
反抗している気持ちを伝えているんですね。

家に帰って屁こいて寝るわ

なぜ家に帰ってからの行動を伝える必要があるのか?と疑問に思うでしょう。

これは、大阪のおっちゃんが帰り際に言うセリフです。
飲み会があって、途中で帰らないといけない時に、
「帰ります」では面白くない。

途中で帰る事の罪悪感を打ち消すためにも、面白い事を言って帰りたいという気持ちの込められた言葉なのです。

普通にええ子やで

大阪の女性がよく使うフレーズです。
男性から「誰か紹介して」と言われた女性が、紹介する時に使う言葉が
「この子、普通にええ子やねん」です。

カワイイ子とか、性格の良い子ではなく、「普通にええ子」が最高の褒め言葉なのです。

ちょちょぎる

「ちょんぎる=切る」をオーバーに表現したフレーズです。
「涙ちょちょぎれそうになったわ」が一番使うフレーズだと思います。

音が面白いですよね^^

ちょいちょい

大阪人は同じ言葉を繰り返して言うのが好きです。
その一つが「ちょいちょい」です。

「ちょっと待て」を表しています。
例えば、並んでいる所に割り込もうとする人に向かって
「ちょいちょい、あかんで」
と使います。

わちゃわちゃ

人がいっぱいで、騒がしい時につかいます。
「なんや、この店わちゃわちゃしてるな」
「わちゃわちゃせんと、話を聞きなさい」
と使います。

また、片付いていない部屋を見て
「なんやこの部屋わちゃわちゃしてるな」
とも使います。

わけわけ

何かを分ける時に使います。

大阪人は、みんなでワイワイするのが好きなので、
分けるのが楽しみなんです。

だから、お土産でお菓子をもらった時とか、
お好み焼きを食べに行って数種類注文した時なんかに

「色々と食べたいから、わけわけしょうか」と嬉しそうに言うのです。

分けれることが嬉しいという気持ちを伝えるフレーズです

やいやい

「そんなやいやい言わんでもええやん」と使います。

大阪人の特におっちゃんが奥さんからダメ出しされた時によく使うフレーズです。

大阪のおばちゃんは、口が達者です。
おっちゃんが勝てる見込みはゼロです。

だから、ダメ出しされた時は素直に聞いているのですが、あまりにもダメ出しされた時にはさすがに落ち込んでしまうので、逃げるためにこの言葉を使います。

「もう勘弁して欲しい」という気持ちを表しているんですね。

どっかんどっかん

大阪人が自慢する時に使う言葉です。

大阪人はものを大げさに言う性質があります。
「すごい」とか「非常に」だったら小ぶりな感じになるので、
「どっかん」という事で最大級の凄さを表しているんです。

「俺の話、どっかんどっかんウケたわ」
「今日のパチンコはどっかんどっかん当たったで」
と使います。
傍から見たらそんなにどっかんでは無い場合が多いのですが^^。

パッパラパー

「頭がパー」を面白く言おうとして使われる言葉です。

「頭がおかしい」と言うと、本当に変な人扱いになってしまいますが、
「パッパラパー」という事で、和らげているんですね。

ただ、真剣に怒っている時に使う人もいて
「お前は何をやらしてもパッパラパーやな」と言われる場合もあります。

その時は心の中だけ笑っておいてください。

ぼちぼち

大阪人は「ぼちぼち」が好きです。
「儲かりまっか?」⇒「ぼちぼちでんな」と使われます。
ぼちぼちよりも、儲かっている方が良いのでは?と思いますが、
ぼちぼちが最高に良い状態なのです。

大阪人は昔から商人の町です。
商売は長く続けてこそ価値があります。

一気に売れて、その後廃れていくよりも、
ちょっとずつでも、長く売れる方が良いのです。

あせらずに、ぼちぼち行こう。
そんな気持ちが込められたフレーズです。



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